Amazing Sign -アメイジングサイン-

新しく開始されたWEBの機能やサービスを残す

無料漫画サイト「裏サンデー」オープン

無料で漫画コンテンツを公開するのは集英社につづくのか!?

下記eBook USERより

 小学館が「掟破りのコミックサイト」として告知していた「裏サンデー」が、ついに始動した。4月18日にWebサイトがリニューアルされ、同サイトで連載する5作品の第1話が公開された。

 裏サンデーは、小学館の「サンデー」ブランドを冠した無料のWeb漫画サイト。漫画投稿サイトなどで人気の“Web漫画作家”を連載陣として起用しているのが大きな特徴だ。現在はプレオープンの状態で、5月7日に本オープンする。本オープン後は、平日日替わりで各連載作品を更新するという。

 

photophotophoto月曜日担当の「ヒーローハーツ」(写真=左)は、春原ロビンソンさんが贈る王道ストーリー漫画。悪の組織から彼女を守るために戦うヒーローを描く。火曜日の「ヒト喰イ」(写真=中央)は、原作をMITAさん、作画を太田羊羹さんが担当する、異世界サスペンスホラーだ。水曜日は、“神漫画”を作るために主人公が奮闘する「ゼクレアトル~神マンガ戦記~」(写真=右)。原作・戸塚たくすさん/作画・阿久井真さんのタッグが届ける
photophoto木曜日は、“タイマン格闘漫画”「ケンガンアシュラ」(写真=左)。原作は、サンドロビッチ・ヤバ子さん、作画はだろめおんさんが担当する。金曜日はエスパー少年が主人公のONEさん作「モブサイコ100」(写真=右)が読める

 

photo作品の紹介ページでは読者コメントやTwitterでの反響なども分かる

 リニューアルしたサイトでは、漫画がJPEG画像で掲載され、多くのWeb漫画サイトと同様に、サイトをスクロールすることで漫画を読み進められる。原稿をクリックすると自動的に次ページにスクロールできるのが、なかなか便利だ。電子書籍ビューワなどでよくある“次のページを読み込むまで待たされる”ことがなく、とても読みやすい。ちなみに、掲載画像に特別な制限などはなく、ダウンロードも可能だった。新都社などの既存Web漫画投稿サイトに似た、自由な掲載スタイルに驚かされる。

 作品に対して読者がコメントできる機能も付いている。漫画の掲載ページの下には投票ボタンが付いていて、これを押すとコメントの投稿画面が現れる。すでに記事執筆時点で、各漫画に続々とコメントが寄せられていた。作品ごとの訪問数や得票数も公開され、ランキングで人気の作品が分かるようになっている。

 TwitterFacebookのボタンも付いており、SNS上の友人に作品を簡単に紹介できる。このほかにも作品の紹介ページに作者のTwitterアカウントへのリンクがあったりと、積極的にSNSと連携しているのが興味深い。ネット上でのコミュニケーションを通じて、ファンを獲得していこうとしているようだ。漫画に対するコメントの盛り上がりを見るに、その狙いはまずは成功したといえそうだ。

 小学館の担当者の話によれば、掲載された作品はアーガイブされ、いつでも読み返せるとのこと。連載が始まれば、漫画がどんどんとストックされていくことだろう。5月7日の本オープンが楽しみだ。